interview
西川精機製作所インタビュー特別企画
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代表取締役 西川 喜久
インタビュアー 本日はお忙しい中、お時間を作って頂きましてありがとうございます。
質問の中には、不躾な質問もあるかと思いますが、よろしくお願い致します。
西川社長 よろしくお願い致します。
インタビュアー 貴社は昭和35年に創業なされたということですが、当時はどういった経緯で創業なされたのですか。
西川社長 そうですね。これは私の先代が創業者、うちの父親なのですが父から聞いた話としかお答えすることができないのですが、先代が若い時に金属加工の仕事をしており、その後、独立をしたそうです。
当時が昭和35年なものですから、これから景気が上がっていく最中で、小規模の駄菓子工場の行く末を考えた上で金属加工の分野で独立しようということで創業したと聞いております。
インタビュアー また、どのような想いのもと会社を設立なされたのですか。
西川社長 こればっかりは、本来であれば会社の存在意義や公益性など、声高々に言えればよいのですが、実のところ本音を言えば、最小のコミュニティーである家族の生活を成立させなければという想いで設立したと聞いております。
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アイデア豊かな加工品
インタビュアー 会社を続けていく上で、どのようなことが大変ですか。
西川社長 我々の業界は設備業という業界ですが、お客様が新規の商品を作られることが多く、商品サイクルが非常に速いと言うことで、それに伴い設備の内容を進化せざるを得ません。お客様のニーズに対応する為に自社の業態をいかにして変えていくか、考え実行することが当時も今も非常に苦労している点です。
インタビュアー 1つ1つの金属部品を切削したり溶接したりする際に、社員1人1人がどのような気持ちで取り組んでいるのでしょうか。
西川社長 私は大学卒業後、会社に入社し一番最初に行ったのが現場作業でそれこそ材料の切り出しの初歩の初歩から始めた人間です。私だけに限らずものづくりの職人というのはお客様のニーズ、具体的には納期・品質は当然なのですが自分の腕磨きといいますか、会社の社員としては一番重要です。それと同時に自分自身・その他の社員の安全性などに細心の注意を払い日々取り組んでいます。
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代々続く人生訓
インタビュアー 今回、新しい設備を導入なされたということですが、どういった経緯で導入なされたのでしょうか。
西川社長 お客様のニーズに対応する上で技術の向上・躍進をすることによって、お客様へのアピールや今後の販売拡販に繋げていきたいと考え導入しました。
今回導入した新規設備はモノにとらわれない、ある意味私達が考えているものが形に出来る魔法の機械であり、社内イノベーション、新しいアイデアの創造・具現化の為のツールとして使用しています。
インタビュアー 貴社の経営理念を教えて頂けませんか。
西川社長 格好いいこといってもよいですか。(笑)
何事に対しても新規性を追求し、社会に貢献することです。
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業務の様子
インタビュアー 業務を行う中で、世の中にどのような価値を提供していきたいですか。
西川社長 価値と言うのは何ぞや、と定義をするのが非常に難しいのですが、
我々設備業の業界の商品は世の中で表舞台に出る商品ではなく、しかしそれらがなければお客様が日々使用する商品はできないものばかりです。いわば縁の下の力持ちの存在で、社会に必要なものを作っていくことが弊社の価値観の源です。
インタビュアー 貴社の職場の雰囲気を教えてください。
西川社長 正直申しまして、私に聞くよりも社員に聞いたほうが適切な回答になると思うのですが・・(笑)
社内でアイデアや改善案、改革案のヒントを社員とどんどん言い合いながら、弊社が1歩でも2歩でも前進できるような雰囲気を持たせるような会社にしていきたいと考えています。
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CNC炭酸ガスレーザー加工機 SUPER TURBO-X MkⅡ
インタビュアー 座右の銘を教えて頂けませんか。
西川社長 これは、私は毎日口にしていることで、また先代社長も口癖のように言っていたのですが
「案ずるより産むが易し」です。
ものづくりは言葉で表現するのではなく、モノで表現するものだと考えています。
モノを作りお客様に見て頂いて手にしてもらうことが1番の表現の仕方だと考えています。
インタビュアー ありがとうございました。
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松島工場外観
インタビューを終えて
「物事を大きく見せたり、格好良く言うことがない」非常に地に足がついたお方だと思いました。そのお人柄がものづくりや会社に対するご姿勢に表れていると思います。現在では新規設備による新商品開発や産学官連携のプロジェクトを進めているということで、現状に満足されないお方だと感じました。
   

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